宅飲みとは。こういう時世だからこそ!外で飲むより楽な宅飲みのススメ

宅飲みとは、飲食店を利用せず家でお酒を飲むことです。準備や片付けが面倒くさそうに感じている人もいるかもしれませんが、実は宅飲みには宅飲みの楽しみ方があり、メリットも沢山ある飲み方なのです。今回は、宅飲みの楽しみ方やメリット・デメリット、人気のおつまみについて紹介します。


宅飲みとはどんな飲み方?


宅飲みとは、その言葉通り家でお酒を飲むことです。居酒屋やバー、レストランといった飲食店を利用せず、誰かの家でお酒を飲むことを指しています。家飲みと言われることもありますが、意味はほぼ変わりません。


また似た言葉として、晩酌が挙げられます。こちらは本来、夕食時にお酒を飲むことを指す言葉であるため、宅飲みとは意味合いが少し違ってきます。


寝酒も似た言葉ですが、こちらは寝る前にお酒を飲む行為や、そのときに飲むお酒自体を指します。晩酌とほぼ近い意味のようですが、寝酒の方が、時間帯の範囲がさらに限定された言葉となっています。


宅飲みのメリット


宅飲みには、飲食店で飲む場合と比較してどのようなメリットがあるのでしょうか。ここでは、宅飲みのメリットを3つ紹介します。


外で飲むよりも圧倒的にコスパに優れる


宅飲みで、最大のメリットの1つと言われているのがコストパフォーマンスの良さです。


居酒屋などに行って飲み放題のコースを注文し、原価計算から元が取れるほど飲むことができる人ならば別ですが、ほとんどの人はそうではないはずであり、毎回飲み放題を注文すること自体も少ないはずです。


例えば、居酒屋で注文される一般的な中ジョッキは、350mmで提供されます。ビールを注文したと仮定して、販売価格は300~500円ほどが相場でしょう。


では、缶での販売価格はどうでしょうか。コンビニやスーパーでの販売価格を見てみると、国産飲料メーカーのビールで、350mlなら200円前後が相場となっているのです。


もちろん、コンビニでの販売価格が最も高い傾向にあり、スーパーやリカーショップではさらに安く購入できる可能性もあるのです。


時間に縛りがない


宅飲みのメリットとして2つ目に挙げるのが、時間に縛られないことです。


飲食店で飲もうとすれば、店の混み具合によっては席に時間制限が設けられることも少なくないうえ、飲み放題などのメニューにはほとんどの場合で2~3時間などの時間的な制約が掛けられています。


その他、店によってはラストオーダーの時間が決められているうえ、都市部に住む人であれば終電を逃してしまう可能性もあります。


そのようなことを一切気にしなくて済むのが宅飲みです。理論上は無限に飲むことができ、時間を気にせずにお酒やおつまみを楽しむことが可能なのです。


移動しなくていい


宅飲み3つ目のメリットとして挙げるのが、移動しなくていいことです。


友人宅で飲むのであれば話は別ですが、自分一人で自宅で飲む場合や友人を自宅に招待すれば、そもそもお店に行く手間を省くことができます。


これは時間の節約だけでなく、交通費も掛からないのがポイントであり、より深く踏み込むとその分をお酒代やおつまみ代に回すことができるのです。


また、お店で飲む場合は1軒にずっと留まっていることは難しく、飲み会が2次会3次会と続く場合は、2軒目3軒目と移動することになるのも珍しくありません。


そのような移動をしなくて良いのが宅飲みです。もちろん、お店が変わる雰囲気が楽しみという人も少なくありませんが、動くのが面倒という人には宅飲みが非常におすすめです。


宅飲みのデメリット


ここまでは宅飲みのメリットを紹介してきましたが、宅飲みにはデメリットも存在しています。宅飲みのデメリットを2つ紹介します。


準備と片付けが必要になる


宅飲み1つ目のデメリットが、準備と片付けはセルフになるという点です。居酒屋やバーで飲めば、注文するだけでお酒やおつまみが出てくるうえ、退店時にグラスやお皿を片付ける必要もありません。


一方、宅飲みでは必要となるお酒類やおつまみの買い出しから始まり、冷蔵庫から出すのも自分、グラスに注ぐのも自分、おつまみを開けるのも自分、終わった後のゴミ掃除や食器類を洗うのも全て自分で行わなくてはなりません。


ここが、宅飲みと飲食店で飲む場合の大きな違いの1つでしょう。


手の込んだ料理が作りづらい


2つ目のデメリットとして考えられるのが、手の込んだ料理が作りづらい点です。もちろん、数日前から入念に仕込みをして、宅飲みをする当日に豪華な料理を作るのも宅飲みの楽しみ方の1つです。


しかし、そうなると時間もコストもかかってしまうため、とても気軽な宅飲みとは言いづらくなってしまいます。


大勢の友人や親類、職場の同僚などを招いたホームパーティのような形式であれば、手の込んだ料理を振舞うべきでしょう。


しかし、そもそもそのような形式のパーティは頻繁に開催するものではないうえ、それこそ飲食店を利用した方が安上りかつ利便性が高くなる可能性が高くなってしまいます。


宅飲みで人気のおつまみ


気楽な宅飲みでは、やはり手のかからない簡単なおつまみでお酒を楽しみたい人が多いようです。


2021年に、株式会社リクルートの外食市場に関する調査・研究機関であるホットペッパーグルメ外食総研が、全国の20代〜60代の男女1,034名を対象にアンケート調査を行っています。


そのアンケートには、「あなたが家でお酒を飲むときのおつまみにしたい、おつまみのジャンルは何ですか?(複数回答可)」という質問も含まれており、結果は餃子やからあげといった総菜類が良いという回答が53.5%でトップとなりました。


次いで多かったのがスナック菓子類の49.7%、あられやさきいかといった乾物類が43.9%、チーズなどの乳製品が40.4%、らっきょやキムチを含む漬物類が28.3%というランキングになっています。


手軽に宅飲みを楽しもう


飾らない手軽さが宅飲みの楽しみ方の1つです。買ってきた総菜やお菓子を食べながら、お酒を飲みつつ気の置けない友人や自分1人でゆったりとした時間を過ごすことができます。


宅飲みは、新型コロナウイルスの蔓延によって時勢にも適した飲み方といえます。周りに迷惑を掛けないからといって、飲みすぎに気を付けて宅飲みを楽しんでみてはいかがでしょうか。

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