【うぐいす徳利とは?】不思議な仕組みや歴史、洗い方を解説!

「うぐいす徳利」を実際に見たことはありますか?
  • 「うぐいす徳利」ってなに?
  • 音が鳴る仕組みが知りたい
  • うぐいす徳利はどこで買える?

こんな疑問にお答えします。


参照元:https://www.niigata-sake.jp/view/item/000000000316?category_page_id=goods

この記事では、本物のうぐいすが鳴いているかのような音がする「うぐいす徳利」の仕組みや歴史について解説します。
うぐいす徳利の通販についてもご紹介しますので、ぜひ最後まで読んでみてください。

うぐいす徳利とは? 

うぐいす徳利とは、お酒を注ぐ時に「ピヨピヨ、ピー」とかわいらしい音がする仕組みの徳利です。 

まるで「うぐいす」が本当に鳴いているかのように聞こえることから、「うぐいす徳利」と呼ばれています。色鮮やかなデザイン性の物も多く、目でも楽しめる徳利といえます。

実際の音色を聞いてみましょう!

うぐいす徳利の仕組みを解説 

うぐいす徳利から音が出る仕組みは、水笛の原理を応用しています。 

うぐいす徳利の内部は縦に2分割された構造で、底部で連結しています。お酒を注ぐ際に徳利内では、水位の変化が生じそれに応じて空気が出入りして、うぐいす型の笛を鳴らします。
ちなみに「うぐいす杯」という物もあり、飲み口に笛が付いていて吸うと音がなる仕組みの「杯」もあります。うぐいすが鳴いているように聞こえることからも、お花見や宴会ではその効果を存分に発揮してくれるでしょう。
もちろん日本酒好きへのプレゼントとしても喜ばれると思います。

うぐいす徳利の歴史 

うぐいす徳利は最近作られたかのような斬新さがある酒器ですが、実はそうではなく江戸時代からある伝統的な酒器です。 

江戸時代は酒が庶民に広く親しまれるようになった時期で、その頃は陶磁器製の酒器が作られるようになりました。
うぐいす徳利のように遊び心のある、さまざまな形やデザインの酒器が誕生しましたが、実際にうぐいす徳利は明治から昭和にかけて、流行り出しました。
うぐいす徳利は宴会やお花見、食卓を彩る1つとして作られたのではないかと考えられています。


うぐいす徳利はどこで買える? 

うぐいす徳利の購入方法は、基本的にはインターネットでの購入が主流となります。 

ここでは2つの購入パターンを紹介していきます。

  • 骨董品としてオークションで購入
  • 菊水酒造が販売している物を購入

オークションで購入

うぐいす徳利は歴史が古いため骨董品として「Yahoo!オークション」などのオークションサイトに出品されていることもあります。
アンティーク品としてデザイン性を重視する方にはおすすめの入手方法です。値段は安価な物から高価な物まで幅広く販売されています。

菊水酒造より購入

2つ目の購入方法は「菊水酒造」から購入する方法です。 

菊水が販売しているうぐいす徳利の特徴は 
  • 美濃焼
  • うぐいす徳利の柄は3種類

気になるうぐいす徳利のデザインは3種類あり「梅染錦」の梅木は2点の既製品があり、菊水オリジナルデザインは市松模様です。
菊水オリジナル模様の市松模様は、古くから好まれてきた市松模様を藍色(あいいろ)のグラデーションで表現されています。
伝統的でモダンなデザインですね。


うぐいす徳利の洗い方

うぐいす徳利の形状上、洗いづらそうと感じますが実際はどうなのでしょうか?
洗い方は普通の徳利と同じで、水でお酒を流した後にお湯を通して洗います。
音が鳴る工夫がされた形状のため、中をしっかり乾かすことが大切になります。
ここではもう少し深堀して、うぐいす徳利を洗う順番を紹介していきます。

  1. うぐいす徳利をお湯につける
  2. うぐいす徳利を洗う
  3. うぐいす徳利を乾かす

徳利をお湯につけて、徳利の中に付いているお酒をしっかりと抜いていきましょう。徳利内にお酒が残っていると、カビや臭いの原因となります。
次に徳利を「ブラシ」を使って洗います。徳利の内側の底部や側面を洗える柄の長い「徳利専用ブラシ」や「注ぎ口専用ブラシ」で洗いましょう。もし臭いや汚れがひどい場合には、重曹を使って汚れを落としていきます。
最後に徳利を洗いおわったら、すぐに乾かしましょう。陶磁器製の徳利は、水分を吸いやすく生乾きのまま食器棚に収納してしまうとカビや臭いの原因となりますので注意が必要です。


うぐいす徳利で日本独自の季節を感じよう!

この記事では「うぐいす徳利」についてご紹介しました。
お花見や宴会といった場でも活躍してくれ、日本酒好きの方へのプレゼントにもおすすめです。
江戸時代から伝わる伝統的な酒器と共に日本酒を味わうのも趣がありますね。「うぐいす徳利」で普段とは違う日本酒体験をしてみてはいかがでしょうか?

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