日本酒の肌への効能とは。「飲む」「塗る」で美肌を目指す！

2024/1/9

日本酒は肌にいいと聞いたことがある人は多いのではないでしょうか。
最近では、日本酒メーカーが発売した化粧水がヒット商品にもなりました。
日本酒ファンにとっては、日本酒で美肌になれたら一石二鳥ですよね。

そこでこのコラムでは、日本酒が肌に与える効能や理由、日本酒で美肌効果を得るための方法を解説しています。
日本酒をおいしく飲みながら、美肌を目指せる内容となっていますので、ぜひ最後までご覧ください。

日本酒が肌に与える6つの効能とその理由

日本酒はおいしいだけではなく、肌にうれしいさまざまな効能や効果があると言われています。
こちらでは、日本酒が肌に与える効能・効果とその理由について、6つお伝えします。

1.保湿効果でうるおい肌

日本酒には保湿効果があり、肌のうるおいをキープしてくれる効能があると言われています。
「NMF」（天然保湿因子）という、天然の保湿剤が含まれているからです。
日本酒をつくる際、発酵の際に麹菌が加えられますが、この過程で「NMF」というアミノ酸がつくられます。
NMFはもともと人の体の中にあるアミノ酸のため、やさしくて安心できる成分です。しっとりした保湿効果が期待できます。

2.白く美しい肌

誰もが憧れる白く美しい肌になれる、という美肌効果が日本酒には期待されています。
麹が発酵する過程で「コウジ酸」が生み出され、シミの原因となるメラミンの生成を抑制し、シミを予防。
さらに、酒粕には美白美容液によく使用される「アルブチン」が含まれ、シミの抑制やできてしまったシミを薄くするとされています。

3.肌のエイジングケア

肌のエイジングケアについても、日本酒に期待される効能の一つです。
日本酒には、ポリフェノールの一種である「フェルラ酸」が含まれています。フェルラ酸は抗酸化作用があり、細胞を活性化させるため、肌へのエイジングケア効果があるとされている成分です。

4.ハリとツヤのある肌

日本酒は、肌のハリとツヤのアップに効果があると言われている成分も含んでいます。
微細な分子を持つ「α-EG（アルファ・エチルグルコシド）」が、体内のコラーゲン生成を助けます。コラーゲンは肌だけではなく、髪や関節など、美容や健康的な身体づくりに効果があるとされている成分です。

5.肌のターンオーバーを促進

日本酒の効能として、肌のターンオーバーを促進させる効果が期待できます。
ピーリング化粧品にもよく含まれている、フルーツ酸「AHA」という成分が、ターンオーバーのサイクルを正常化。肌の状態が整うことで、ニキビの予防や改善につながると言われています。
また、日本酒には「アデノシン」という成分も含まれており、血管を拡張させ体を温め、保温してくれる働きがあります。体温が上がることで新陳代謝も向上し、ターンオーバーの促進につながります。

6.ストレスによる肌トラブルを予防

日本酒には、美容の大敵である、ストレスを予防する成分も含まれています。
緊張や不安を和らげるとされる「セロトニン」が、ストレスを緩和。ストレスを感じると、肌トラブルにつながるという方も多いため、日本酒のうれしい効果の一つですね。

日本酒で美肌効能を得るための3つの方法

日本酒が肌に与える効能について解説しましたが、ここからは美肌効果を得るための方法を3つご紹介します。

1.飲む

日本酒をおいしく飲みながら肌がきれいになったら、うれしいですよね。
日本酒にはさまざまな種類がありますが、肌への効能を考えるなら「純米」と表記されているものがおすすめ。純米と名の付く日本酒は、お米と水、米麹のみで作られており、肌によいとされるアミノ酸が豊富に含まれています。
ただし、日本酒を飲む量には注意しましょう。健康的に日本酒を楽しめる適量は、1日あたり1～2合（180ml〜360ml）とされています。1度にたくさん飲むのではなく、ゆっくり楽しんでください。
飲み方は、冷やで飲むよりも熱燗がおすすめです。熱燗で飲むことで体が温まり、血行促進の効果も期待できるでしょう。

2.日本酒風呂に入る

日本酒風呂に入ることでも、日本酒の美肌効能を得られます。
日本酒風呂の作り方は、「コップ2杯程度の日本酒を、38度前後のお湯に入れる」だけ。肌全体から直接日本酒の成分が吸収されるから、肌をしっとり保湿し、美白効果も期待できます。
日本酒風呂に入る際は、ゆっくり20〜30分浸かるのがおすすめ。体の温度が上がり、保温効果も高いのでポカポカになります。