日本酒の利き酒を自宅で!「日本酒のサブスク」とはどんなサービス?

日本酒の冷蔵庫

近年、音楽やビデオなどを「サブスク」で楽しむシーンが増えてきています。
音楽やビデオだけではなく、日本酒にも「サブスク」があるのをご存じでしょうか。
この記事では、日本酒サブスクの内容やメリットデメリット、おすすめのサブスクについて詳しく説明していきます。
ぜひ最後まで読んでみてくださいね。

日本酒のサブスクとは

「サブスク」とは、「サブスクリプション」を略したもので、料金を支払うことで製品やサービスを一定期間利用できるというサービスです。
日本酒のサブスクでは、自分で選ぶ日本酒ではなく、利用者に合わせて厳選された日本酒が、定期的に自宅に届くという形になります。

日本酒サブスクのメリットとデメリット

日本酒のサブスクについて、利用するにあたってのメリットやデメリットは、いったいどのようなものなのでしょうか。

メリット

主なメリットについて、次の3つが挙げられます。

プロが選んだ希少な日本酒を飲める

日本酒は非常に種類が多く、約1,500の酒蔵と15,000種類以上の銘柄があるといわれています。
それだけ多い中から、自分一人でおいしい日本酒を選ぶのは大変です。
日本酒サブスクでは、日本酒の知識に長けた専門家が、毎回届けるお酒を選んでくれます。
その品質はもちろん、希少価値のある日本酒が届くという楽しみもあります。

自宅でさまざまなお酒が飲める

日本酒を買いに行こうと思っても、近くには多くの種類が売られていなかったり、持ち帰るのに重たかったりという問題があります。
日本酒サブスクでは、自宅にいながら定期的に日本酒が届きますので、買いに行ったり選んだりという手間が省けます。

サブスク独自の特典がある

日本酒サブスクでは、日本酒だけではなくその他の特典が充実しているものも多くあります。
一緒におつまみやグッズが届いたり、テイスティングシートやお酒の解説がついていたりと、飽きずに楽しめるような工夫がされています。
お酒の知識を得て自宅で利き酒をするなど、今までとは違った日本酒の楽しみ方ができるのが魅力です。

デメリット

一方、日本酒サブスクならではのデメリットもいくつか存在します。

好みのお酒が届くとは限らない

日本酒サブスクの楽しみは、どのようなお酒が届くかわからないところにあります。
それゆえ、自分の好みではないタイプのお酒が来てしまうという可能性は否めません。
そういった部分を理解できる方でないと、日本酒サブスクを楽しむのは難しいでしょう。

飲み切れずに残ってしまう

日本酒サブスクは、定期的にお酒が自宅に届くサービスです。
次に届くまでに飲み切れない場合、どんどんとたまってしまい置き場所に困るというケースが考えられます。
あまりに残ってしまうようであれば、可能なら次の回をスキップするか、飲み切れる量のコースに変更するなど、対策を考えてみましょう。

割高に感じられる

日本酒のサブスクで届くお酒について、標準小売価格がコース価格より安い場合があります。
毎回届けられるコースには日本酒だけではなく、各種特典やサービスが充実しています。
しかしながらそれらに魅力を感じられない場合や、できるだけ安く飲みたいという方にとっては、割高に感じられるかもしれません。

日本酒サブスクはこんな人におすすめ

メリットやデメリットを踏まえて考えてみると、次のような方に日本酒のサブスクはおすすめできるといえます。

自分の知らないお酒をいろいろと飲んでみたい人

「日本酒の専門家が選んだお酒が毎回自宅に届けられる」「どんなお酒が届くかわからないのが楽しみ」という方にとっては、日本酒サブスクは非常に向いているといえるでしょう。

日本酒の知識をさらに得たい人

日本酒サブスクでは、日本各地で造られたお酒が届きます。
またそのお酒に対して詳しい解説やおつまみなど、知識を深められる特典があります。
「日本酒を楽しみながら知識をつけたい」という方には、日本酒サブスクはまさにもってこいだといえるでしょう。

コスト重視ではなくサービスを楽しみたい人

日本酒サブスクでは、正直なところコストパフォーマンスは期待できません。
ただお酒を安く買いたいだけならば、サブスクではなくネット販売などを利用する方がよいでしょう。
日本酒サブスクで毎回届く、日本酒以外の特典やサービス内容などに価値を感じる方は、日本酒サブスクを存分に楽しめるでしょう。

おすすめの日本酒サブスク5選

ここで、日本酒のサブスクを5つ紹介します。

saketaku

https://www.saketaku.com/

saketakuは、全国15,000種類の日本酒から「美味しさ」「希少性」にこだわってプロが厳選した日本酒が届くサービスです。

ソムリエが最長2年かけて選定している日本酒は、味の変化がないか1週間ごとに味を確かめるこだわりよう。
日本酒の鑑定書やテイスティングリスト、情報誌やおつまみなど、特典も満載です。
長く継続すれば、その期間に応じた特典があるのも非常に魅力的です。

新潟亀田 わたご酒店

https://subsc.jp/products/seller/36

どこにでもある酒屋さんだったわたご酒店が、2017年に現在の社長が就任して地酒専門店として再スタート。
日本酒のサブスクリプションもあわせて手掛けられています。
地酒に詳しい酒屋さんが全国各地のお酒からセレクトするサブスクは、3種類の特徴あるコースが選べます。
取り扱いをする酒蔵には必ず訪れ、酒造りの姿勢やビジョンまでを伝えられるよう日々努力されている、「古くて新しい酒屋」さんです。

KURAND CLUB

https://kurand.jp/pages/kurand-club

「どんな人にも、お酒をおいしく楽しんでほしい」というコンセプトのもと、KURAND CLUBのサービスは展開されています。
KURAND CLUBの最大の特徴は、限定醸造の日本酒が毎月届くというところ。
酒蔵から直送される鮮度の高い日本酒は、KURAND CLUBだけで味わえる唯一無二の銘柄になっています。
ニュースレターやおつまみもあわせて届くので、日本酒初心者の方にもわかりやすく楽しめる日本酒サブスクです。

日本酒にしよう

https://sakeproject.jp/

「日本酒にしよう」が提供するのは、「しぼりたて」の完全オリジナル日本酒を毎月届けるサービスです。
地域の気候や風土を活かした各酒蔵の「しぼりたて」は、一般流通していない完全オリジナル。
すべてが酒蔵と共同開発された、こだわりのお酒になっています。

酒のも

https://shop.sakenomotto.net/

「酒のも」が展開する「酒のも定期便」は、飲むペースに合わせて本数や発送間隔が選べます。
注文時に好みのタイプの日本酒を選べ、さらにレビューを反映して次回以降はより好みにマッチしたお酒が届くというシステムを取っています。
一人ひとりの好みに合わせて作り上げられるコース内容になりますので、まるでお得意の酒屋さんに選んでもらったようなお酒を毎回楽しめるのが特徴です。

サブスクで日本酒の世界を広げよう

ここまで、日本酒のサブスクについて説明してきました。
自宅に居ながらにして全国津々浦々の地酒やおつまみなどが楽しめたり、市場に出回っていないお酒を飲めたりと、日本酒初心者からベテランまで楽しめる内容が盛りだくさんです。
それぞれ特徴あるサービスを持っていますので、自分に合ったところを見つけて試してみるのもよいのではないでしょうか。

ぽち酒を飲む