喜びの露がほとばしる日本酒「飛露喜」の販売店をご紹介

飛露喜 純米吟醸酒

飛露喜 純米吟醸

今回は、人気銘柄「飛露喜(ひろき)」についてご紹介します。

  • 「飛露喜」ってどんな日本酒なの?特徴や種類は?
  • どこで買えるの?
  • 値段が高いイメージがあるけど、できれば定価で買いたい

「飛露喜」の販売店や値段、「ぜひこれを飲んでほしい!」というおすすめの商品についてもご紹介します。

「飛露喜」について

「飛露喜」は1999年に福島県の廣木酒造が生み出した新しいブランド。2000年代日本酒ブームの火付け役の1つです。
蔵元の苗字「廣木」にあてた酒名は、「喜びの露(酒)がほとばしる」という意味が込められていて、まさに喜びを運ぶ酒と言われています。
月に1度、蔵元と契約している特約店でのみ販売されるため、競争率が高いことでも有名です。
「飛露喜」は直販サイト・公式サイトがなく、ますます入手困難になっており、日本酒ファンの「飲んでみたい!」という気持ちを掻き立てています。

「飛露喜」の取り扱い販売店

「飛露喜」が定価で買える販売店をまとめました。

渡辺宗太商店 会津酒楽館
福島県会津若松市白虎町1番地
0242-22-1076
https://www.souta-shoten.com/

植木屋商店
福島県会津若松市馬場町1-35
0242-22-0215
http://www.uekiya.net/

はせがわ酒店
東京都港区芝3-20-5芝IYビル
03-6809-5461
https://www.hasegawasaketen.com/

かがた屋
東京都品川区小山5-19-15
03-3781-7005
http://www.kagataya.net/

いとうや大島商店
東京都大田区南六郷2-36-4
03-3738-0023
http://www.1108.net/

味のマチダヤ
東京都中野区上高田1-49-12
03-3389-4551
http://www.ajinomachidaya.com/

鈴傳(すずでん)
東京都新宿区四谷1-10
03-3351-1777
http://suzuden-sake.com/

三ツ矢酒店
東京都杉並区西荻南2丁目28番地-15
03-3334-7447
http://sake-mituya.com/html/

杉浦酒店
東京都葛飾区四つ木2-3-82
03-3691-1391
https://www.sugiura.biz/

伊勢五本店【中目黒店】
東京都目黒区青葉台1-20-2 1F
03-5784-4584
https://isego.net/

いずみや
千葉県鎌ケ谷市東初富東初富4丁目5-31
047-443-4503
https://www.izumiya.net/

矢島酒店
千葉県船橋市藤原7-1-1
047-438-5203
https://www.yajima-jizake.co.jp/

松崎
埼玉県川越市中福547
049-243-4022
https://www.1887.co.jp/

いまい商店
静岡県伊東市猪戸1-4-17
0557-37-2915
http://www.imaishouten-sake.com/

酒舗よこぜき
静岡県富士宮市朝日町1-19
0544-27-5102
https://www.yokozeki.info/sake/

松仙
大阪府堺市堺区南半町東2-1-30
072-233-2078
http://www.jizakeyasan.com/

酒のひさや
福岡県糟屋郡志免町別府1-21-6
092-935-4988
http://www.sake-hisaya.com/

「飛露喜」が買える通販サイト

amazonや楽天などの大手通販サイトで飛露喜の取扱いはあります。しかし、定価で買うことはできません。
プレミアがついた価格は、酒造さんの意図とは違った値段になっている可能性がありますので、正規の販売店での購入を推奨します。

「飛露喜」の蔵元は?

文政元年(江戸時代中期)、福島県の会津坂下で創業。200年以上の歴史を誇る廣木(ひろき)酒造が「飛露喜」の蔵元です。
米にこだわり、掛米には地元産の「五百万石」、麹米には「山田錦」をふんだんに使っているのが特徴。会津の自然を活かし、豊かな味わいを実現しています。

「飛露喜」の感動ストーリー

現杜氏兼蔵元の健司さんは、父である健一郎さんが急逝後、蔵をたたむことも考えたそうです。そこにNHKのドキュメンタリー番組の取材の話が舞い込んできます。
取材を受け入れ、放映が終わった健司さんの元へ、大手日本酒専門店から取り扱いの依頼が殺到。その結果、「飛露喜」の「無濾過生原酒」が特に人気になり、日本酒ファンの間に「無濾過生原酒」の一大ブームが訪れたそうです。
最初は30本程度の売り上げを予想していた「無濾過生原酒」は、販売後、3000本にまで需要が高まったとか。当時はラベルの印刷も間に合わず、お母様が手書きされていたというエピソードがあるそうです。

「飛露喜」の特徴

「飛露喜」ブランドの多くは「無濾過生原酒」で造られています。
無濾過生原酒とは、完成した日本酒に、濾過・加熱処理・加水調整をせずに出荷する日本酒をいいます。アルコール度数が高めで味わいは濃厚。飲みごたえのある日本酒です。

「飛露喜」の定番酒の定価と流通価格

「飛露喜」は定価2,000円台~と比較的手に入れやすい値段の日本酒
ですが、需要に対して供給が足りないことから、プレミアム価格がついています。
ブランド力だけでなく、海外で人気が高いことも、価格が沸騰する理由の一つです。

種類 特別純米(無濾過生原酒)
酒米/精米歩合 山田錦、五百万石/55%
定価(1800ml) 2,730円
流通価格(参考) 7,000円〜
種類 特別純米(生詰)
酒米/精米歩合 山田錦、五百万石/55%
定価(1800ml) 2,240円
流通価格(参考) 10,450円〜
種類 吟醸(生詰)
酒米/精米歩合 山田錦/50%
定価(1800ml) 2,993円
流通価格(参考) 9,800円〜
種類 純米吟醸(生詰)※黒ラベル
酒米/精米歩合 山田錦/50%
定価(1800ml) 3,360円
流通価格(参考) 8,000円~14,000円
種類 純米大吟醸
酒米/精米歩合 山田錦/50%
定価(1800ml) 2,970円(720ml)
流通価格(参考) 6,000円〜


「飛露喜」のおすすめ定番商品

「飛露喜 純米大吟醸」

華やかで甘い香り。上品な甘みと酸味のバランスが絶妙で、最後にほんのりと苦味が加わり綺麗な辛味もあります。化粧箱があり、ギフトとしても最適の商品です。ラベルには稲穂の絵が描かれています。
ワインをヒントに造られているので、ワイン好きな方にもおすすめです。

「飛露喜 純米吟醸」


通称「黒ラベル」。「SAKE COMPETITION 2019」純米吟醸部門 第1位を受賞し、日本酒通から初心者までファンが多い商品です。マスカットや白桃のような品のある甘酸っぱい香りが特徴。軽くて飲みやすいのでスッと身体に入っていきます。

「飛露喜 特別純米 無濾過生原酒」


トロリとした甘みと上品な苦味が特徴。ウイスキーを思わせる熟成された大人の味です。


「飛露喜」の限定酒の定価と流通価格

種類 特別純米(かすみ酒)
酒米/精米歩合 山田錦 掛・五百万石、福乃香麹/50%、掛55%
定価(1800ml) 2,916円
流通価格(参考) 10,000円〜
種類 純米吟醸
酒米/精米歩合 愛山/50%
定価(1800ml) 2,240円
流通価格(参考) 15,000円〜
種類 純米吟醸
酒米/精米歩合 雄町/50%
定価(1800ml) 2,993円
流通価格(参考) 13,000円〜
種類 純米吟醸
酒米/精米歩合 山田錦・愛山/55%
定価(1800ml) 3,360円
流通価格(参考) 11,000円〜
種類 純米吟醸(特選純吟)
酒米/精米歩合 山田錦/55%
定価(1800ml) 2,625円(720ml)
流通価格(参考) 22,000円〜
種類 純米吟醸(出品吟醸)
酒米/精米歩合 山田錦/55%
定価(1800ml) 3,675円(720ml)
流通価格(参考) 7,700円〜


これらの限定酒は、年によって販売されないこともあるそうです。詳しくは販売店への問い合わせが確実ですね。

「飛露喜」のおすすめ限定商品

「飛露喜 特別純米 かすみざけ 本生」

「無濾過生原酒」のもう1つの新種スペックである「かすみざけ」。おりの濃度はうすにごりといった感じ。上立ち香はスッキリと控えめです。
よくひきしまったキレが印象的。後味は、苦味とほのかな酸味が味わいます。開栓後も、時間とともにまろやかさが増してくるので、居酒屋や料亭からの注文が多い商品だそうです。

「飛露喜 純米吟醸 愛山」


「山田錦」と並ぶ酒米の王様的存在「愛山」を50%まで磨いて醸したお酒です。グレープフルーツのような吟醸香に控えめな酸味が特徴。苦味が少し感じられますが、キレがあり爽やかです。
赤色が鮮やかなラベルも印象的で、日本酒初心者でも「飛露喜」のおいしさを堪能できる商品です。

「飛露喜 特選純吟」


「飛露喜」シリーズで初めて、四合瓶(720ml)で造られた商品。限定酒で少量生産のためなかなか入手できません。華やかな香りと爽やかな吟醸香があり、上品で膨らみが感じられます。濃厚甘口ながらキレがよく、食中酒としてもおすすめです。
「震えるような感動と蔵人の心意気を感じるお酒」とも言われるほど、高い評価を得ている一品です。

「飛露喜」を飲んでみよう!

福島県の人気銘柄「飛露喜」をご紹介しました。なかなか入手困難ではありますが、販売店で定価で購入することを推奨します。
お祝いの席やハレの日に、一度は飲んでみたい日本酒ですね。

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