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笹の川酒造(福島県)
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笹の川 袋吊り大吟醸原酒
売り切れ米 果軽 重
笹の川酒造の敷地内と外観
創業明和2年(1765年)。
福島県の笹の川酒造は、第10代将軍・徳川家治の時代から酒造りを行う歴史ある酒蔵です。
自らを「風の酒蔵」と称し、日本酒造りに欠かせない冬の寒さをもたらす「磐梯おろし」への感謝を胸に酒造りを行っています。
広い敷地内には、酒の神様を祀る京都の「松尾大社」から御分霊された祠(ほこら)や鳥居もあり、清らかな雰囲気が漂います。
知識ゼロからの杜氏就任
山口社長と敏子さん
笹の川酒造の社長夫人である敏子さんは、元々は酒造りについての知識はありませんでした。しかし、前杜氏の退職に伴い、2016年に突然杜氏に任命。とまどいながらも酒造りを決意します。
初めは蔵人たちの会話にすらついていけなかった敏子さんですが、疑問に思ったことや反省点を大量のメモにし、必死に日本酒に向き合う日々を送りました。
2年目で金賞受賞の快挙
笹の川酒造看板
敏子さんが杜氏になったことで、思いがけない副産物がありました。それは、会社と蔵人達の距離がグッと縮まったことです。
重責を背負いながらも真摯に挑む敏子さんの姿を目の当たりにした蔵人達が一致団結。すると就任2年目に「袋吊り大吟醸」が鑑評会で金賞受賞の快挙を成し遂げました。
「私ではなく、蔵人たちが金賞を受賞するだけの実力を持っていたということです」
敏子さんの言葉からは、蔵人たちへの信頼と感謝の気持ちがにじみ出ています。
現在敏子さんは、杜氏補佐として現杜氏を支える存在です。
笹の川が目指す酒
発酵中の日本酒
笹の川酒造が目指す酒質は、口の中を洗うような「キレ」があること。料理を食べて笹の川酒造の日本酒を飲めば、つい次の皿に手が伸びます。
搾りの時期になると、毎日醪を分析しデータをチェック。搾るタイミングを見極めることが、キレを生み出すために重要だといいます。
日本酒は一日違っても味わいが変化する「生き物」。生きている日本酒を醸すには、きめ細やかさが必要不可欠です。笹の川酒造のキレのある日本酒は、緻密な分析と積み重なった経験が支えています。
雑味がまったくないおいしさ。 店長 中崎 甘味なのにキレがある。
雑味がまったくない
おいしさ。 店長 中崎