岡山県で栽培された「備前雄町」を使用した「一品」です。
備前雄町は濃厚で野性味のある味わいから「オマチスト」と呼ばれる熱狂的なファンがいる酒米。
栽培が難しいことから一度は生産量が減り「幻の酒米」と呼ばれていました。しかし、酒蔵の根強い要望により再び生産量が回復。近年では広く全国の酒蔵に愛用されています。酒米の王様と言われる山田錦の祖先であり、昔からある酒米です。
滋味深い味わいながらも、吟醸造りでクリアさも兼ね備えているので冷酒でおいしくいただけます。雄町米の余韻の長さや奥行きをより味わいたいならお燗がおすすめ。
煮魚や豚肉の味噌漬けなどこってりした料理が雄町の力強さとマッチします。
おすすめペアリング
食材:魚、肉
味付け:醬油、味噌
商品情報
特定名称酒 | 純米吟醸 |
原材料 | 米(国産)、米こうじ(国産) |
使用米 | 備前雄町 |
精米歩合 | 55% |
アルコール分 | 16度 |
日本酒度 | +4 |
酸度 | - |
内容量 | 180ml |
酒造の紹介
酒造名:吉久保酒造
江戸時代中期の1790年(寛政2年)創業という長い歴史を持つ吉久保酒造。
水戸光圀公のお膝元・茨城県水戸市で誕生し、水戸徳川家の名士たちにも広く愛されてきました。
創業以前は米問屋として商いを行っていましたが、蔵のある下市地区に水戸徳川家の茶の湯に使われていた超軟水の湧水が引かれていたことをきっかけに酒蔵に転業。
超軟水で仕込む日本酒は清らかで口当たりもやわらかになるものの、発酵に時間がかかるという難点も。熟練の技と最新のデータを活用し、じっくりと丁寧に時間をかけるからこそ生まれるキレと深みのある日本酒を醸し出しています。
所在地:茨城県水戸市本町3-9-5